東京メトロは28日、副都心線東新宿駅で7月、列車が線路を切り替えるポイントを損傷させた後に速度超過したトラブルで、再発防止策をまとめた有識者委員会による調査報告書を公表した。指令員や運転士の連携不足や情報の誤認が主な原因で、指令員の役割分担を明確化、指令所から列車の行き先や種別を確認できるカメラを駅に設置するなどの対策を講じる。
報告書によると、トラブルは7月28日午後2時45分ごろ発生した。
列車情報の認識のずれが主な原因だったとして、情報が一致しない場合は、列車が出発できないようにするシステムを新たに導入する他、不一致が起きた際に対応する指令員を決める。