内閣人事局は28日、女性国家公務員の役職への登用状況(今年7月時点)を発表した。「本省係長級」に占める女性の割合は昨年7月時点から1・1ポイント増の30・8%で、政府が2025年度末までに3割とする目標を初めて達成した。他の役職では目標に届かなかったが、いずれも過去最高の割合となった。
松本尚国家公務員制度担当相は28日の記者会見で、3割の目標達成について「女性が活躍する社会をつくるための通過点だ。優秀な公務員に働いてもらう努力を続ける必要がある」と強調した。
府省庁別に見ると、全職員に対する女性の割合は人事院の39・6%が最も高かった。