JR九州は27日、JRグループで初めて実用化した列車の有人自動運転を、2027年末までを目標に鹿児島線と日豊線の一部区間に広げると発表した。
鉄道の自動運転の分類では「2・5」と位置づけられ、JR九州は24年3月から香椎線(福岡)で本格運用していた。ボタンを押すだけで出発や停止を自動制御でき、運転士の免許がない乗務員が乗るのが特徴。
今回導入を目指すのは、鹿児島線の門司港―小倉間と日豊線の小倉―宇佐間で、総事業費は30億円を見込む。
「2・5」の導入に先立ち、12月からは鹿児島線の門司港―荒尾間と日豊線の小倉―宇佐間で、運転士が乗る自動運転「2・0」を本格導入する。