福岡県警は27日、第2機動隊で部下に対し、無理やり服を脱がせたり、真冬にプールに入るよう強制したりするパワハラがあったとして、7人の懲戒処分を含む15人を処分したと発表した。うち不同意わいせつと暴行の疑いで、訓練指導員だった巡査(24)を書類送検し、懲戒免職とした。他に、不同意わいせつ容疑で巡査部長(28)と23~25歳の巡査4人の計5人を書類送検した。
県警によると、パワハラの被害者は巡査ら8人。うち2人は、別の隊員に対するパワハラで処分されてもいる。加害者側も含め全員男性。
免職の巡査の書類送検容疑は昨年7月、寮で隊員1人に芸を強要し裸で踊らせた他、8月、別の隊員に尿をかけた疑い。
熊本市中央区のゲストハウスで8月、他に書類送検された5人と共謀し、隊員1人の服を無理やり脱がせるなどした疑いもある。那須重人首席監察官は「被害者および県民の皆さまに深くおわびする。再発防止に努める」とした。