刑の執行停止、意見割れる

 再審制度の見直しを検討する法制審議会(法相の諮問機関)部会の第11回会合が26日、法務省で開かれた。同省によると、再審請求があった場合に刑の執行を停止すべきかどうかなどを議論。規定を設けるべきだとする日弁連側に対し、検察官や学者が反対し意見が割れた。

 日弁連推薦の参加者は「死刑事件は執行すれば取り返しがつかない」として、確定死刑囚による請求で停止する規定や、裁判所が判断できる仕組みの新設を求めた。検察官は「停止すべき状況でないものまで停止される可能性がある」と懸念を表明した。

 終了後には、静岡県一家4人殺害事件で再審無罪となった袴田巌さん(89)の姉ひで子さん(92)が取材に応じた。

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