ウイルスで「悪性骨腫瘍」治療へ

 鹿児島大発ベンチャー「サーブ・バイオファーマ」(鹿児島市)は26日、がん細胞だけを破壊するよう遺伝子改変したウイルスを使った治療の実用化に向け、希少がんの「原発性悪性骨腫瘍」の患者を対象にした最終段階の臨床試験(治験)を開始したと発表した。安全性や有効性を確認した上で、再生医療等製品として国に製造販売承認を申請する方針。2027年の実用化を目指す。

 同社によると、原発性悪性骨腫瘍は骨で発生するがんで、国内の発症は年間500~800人程度。抗がん剤や手術など既存の治療が使えないことも多い。このがんのウイルス治療は、承認されれば世界初となる。

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