自治体主導で赤ちゃんポストなどの導入を目指す大阪府泉佐野市の担当職員らが26日、先行して取り組んでいる熊本市の慈恵病院を視察した。赤ちゃんを受け入れる施設や、病院以外に身元を明かさない内密出産で使う分娩室などを見学した。
視察には泉佐野市の担当職員の他に、赤ちゃんポストなどの設置に向けて連携する同市の「りんくう総合医療センター」の松岡哲也病院長や医師ら計19人が参加。設備の写真を撮り、慈恵病院の看護師に質問するなどした。
松岡病院長は「ハードとソフトの面で整備する必要がある。規模感も含めて市と相談しなければならない」と話した。
27日には熊本市役所も訪問し、担当課や児童相談所などの職員と意見交換する。