【ワシントン共同】米ニュースサイト、アクシオスは25日、トランプ米大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と18日に会談した際にイスラエルとの国交正常化を強く迫ったが、現時点では賛成できないとした皇太子に「失望といら立ち」を示し、一時緊迫する場面があったと報じた。複数の米当局者らの話としている。
ホワイトハウスで記者に公開された会談冒頭では、トランプ氏と皇太子が互いの指導力を称賛し合い、蜜月ぶりが演出された。アクシオスによると、トランプ氏は非公開の場でイスラエルとアラブ諸国の関係正常化を進める「アブラハム合意」にサウジも参加するよう求め、難色を示す皇太子と激論となった。