【ワシントン共同】米労働省が25日発表した9月の卸売物価指数は、前年同月より2・7%上昇した。伸び率は8月の改定値2・7%から横ばいで、市場予想の2・7%程度とも同水準だった。モノが3・3%、サービスは2・5%それぞれ上がった。
米政権の高関税措置を受けた輸入コストの上昇に対応するため、企業に値上げの動きが広がるとの見方は根強い。市場からの注目度は高いものの、米政府機関の一部閉鎖による影響で、当初発表予定の10月16日から公表が延期されていた。
モノのうち食品は4・0%上昇し、エネルギーも3・8%上がった。