別府の湯、避難住民癒やす

避難先の市民センターに設置された入浴施設で、湯船に漬かる被災者=25日午後、大分市佐賀関

 大規模な火災被害に遭った大分市佐賀関で25日、避難生活を続ける住民向けの入浴支援が始まった。避難先の市民センターに設置された別府温泉の移動型温泉施設「幻想の湯」で、久しぶりの湯船に漬かり、疲れを癒やした。

 3日ぶりに風呂に入ったという60代男性は「近くに入浴施設があることが本当にうれしい」と笑顔を見せた。50代男性も「すごく気持ちよかった」と話した。

 施設内には、繊維強化プラスチック(FRP)製の浴槽を男女用それぞれ設置。別府市内から輸送した源泉を給湯する。浴槽は木目模様が施され、周囲の壁には別府の町並みがプリントされており、温泉気分を高める。運営は来月4日まで。

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