資源管理を議論する大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は、日本が持つ大西洋クロマグロの2026~28年の年間漁獲枠について、25年比543トン増の4321トンにすると決めた。水産庁が25日発表した。約14%の枠拡大となり、供給増が期待される。
高級魚のクロマグロはすしネタとして人気が高い。日本が持つ大西洋クロマグロの漁獲枠は、太平洋の枠の約3分の1に当たる規模。近年はいずれの海域も資源が回復傾向にあるとみられている。
ICCATは日本や米国、欧州連合(EU)など55カ国・地域が加盟。会議は17~24日にスペインで開かれた。次回は来年11月にポルトガルで開催される予定。