安倍氏の動画で山上被告「絶望」

奈良地裁

 安倍晋三元首相銃撃事件の裁判員裁判第11回公判が25日、奈良地裁で開かれ、被告人質問が行われた。殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)は安倍氏を狙った理由に関し、同氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体にビデオメッセージを寄せたことで、教団が問題のない団体と認知されてしまうとして「絶望と危機感」を感じたと述べた。

 弁護側などによると、動画は2021年に教団の友好団体のイベントに寄せられたもので、安倍氏が「韓鶴子(旧統一教会)総裁らに敬意を表します」と話していた。

 被告人質問は20日に続き2回目。

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