仙台市の八木山動物公園は21日、雄では国内最高齢のアフリカゾウ「ベン」が死んだと発表した。推定36歳だった。1990年に南アフリカから来園し、人気を集めた。23日から園内に献花台を設置する。
同園によると、ベンは昨秋から体調不良が続き、今月14日ごろから歩行が遅くなっていた。最後の屋外展示は17日で、21日朝に自力で起き上がれなくなり、午後0時20分ごろに死んだ。死因は調査中。担当者は「皆さまに本当に愛されて感謝している」と話した。
アフリカゾウの国内最高齢は、同園で飼育されている雌の「メアリー」で推定59歳。