木原稔官房長官が21日の記者会見で、台湾有事が存立危機事態になり得ると国会で答弁した高市早苗首相に対し、中国主要紙などが批判を強めていることについて論評を避けた。「コメントは差し控える。政府として適切な対応を行っていく」と述べるにとどめた。急速に悪化する日中関係を受け、事態の沈静化を図る狙いとみられる。
国営通信新華社は19日、首相の名前をもじって「高市『毒苗』はどのように育ったのか」と題する記事をサイト上に掲載、首相の就任前の靖国神社参拝や歴史観を批判した。