木原稔官房長官は21日の記者会見で、高市早苗首相が20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため、21~24日の日程で南アフリカを訪問すると正式に発表した。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、グローバルサウスと呼ばれる新興・途上国との連携強化を図る構えだ。参加国首脳らとも個別に会談する。
木原氏は「首相は国際社会が直面するさまざまな重要課題について、日本の立場と取り組みを積極的に発信する予定だ」と説明した。
台湾有事を巡る首相発言を受け、中国が対日強硬姿勢を示す中、李強首相と接触する機会を持つかどうかも焦点となる。