世界文化遺産「佐渡島の金山」の労働者を追悼する韓国政府主催の式典が21日、新潟県佐渡市で開かれた。李赫駐日大使や労働者遺族ら計約20人が参列。9月に県などが開催した追悼式では、労働の強制性を巡る表現で意見が折り合わなかったとして、韓国側は昨年に続き欠席していた。
ホテルの会場には果物などを供えた祭壇が設けられ、遺族11人が韓国式に献杯した。李大使は追悼辞で「自身の意思に反して動員され、強制的に労役をさせられた多くの韓国人労働者がいた。韓日両国が苦痛の歴史を共に記憶し、協力と連帯の明るい未来に進むことを期待する」と述べた。