生命保険大手4社の2025年9月中間連結決算が20日、出そろった。株高による配当金収入の増加や、円安で海外グループ会社の利益が膨らんだことで、本業のもうけを示す基礎利益は日本生命保険と明治安田生命保険の2社が増益で過去最高となった。
最大手の日本生命の基礎利益は前年同期比27・4%増の6200億円。グループ会社化した米生保の利益を取り込んだ。明治安田生命も株高による配当金増加が後押しとなり5・7%増加した。
一方、第一生命ホールディングスは前年に一時的な利益を計上していた反動で10・7%減となった。住友生命は将来の保険金支払いに備える準備金負担が響き減益だった。