大分火災、愛犬と1日半ぶり再会

愛犬のミノと約1日半ぶりに再会した渡辺敏夫さん(左)と妻の寿賀子さん=20日午前、大分市佐賀関

 大分市佐賀関の住宅地で起きた大規模火災で、自宅から避難した渡辺敏夫さん(64)と妻寿賀子さん(64)が20日、発生から約1日半ぶりに愛犬のミノと再会した。発生直後に一緒に逃げられなかったが、ミノが自宅付近にいたところを救助されたといい、寿賀子さんは「うれしかった。安心した」と笑顔を見せた。

 夫妻によると、当時、より安全そうな敏夫さんの実家の敷地内にミノをつなげて一時的に離れた。すぐ戻るつもりだったが、実家にも火が迫り、迎えに行けないまま避難所に向かった。

 「避難生活中はミノの写真を見ていた。焼け死んだんじゃないかと心配だった」と寿賀子さん。敏夫さんも「ずっと気にしていた」と振り返った。

 ところが20日の朝、地元消防団の男性がミノと共に避難所に現れた。夫婦の自宅付近で見つかったといい、敏夫さんは「住み慣れた自宅に戻ってきたのかな」と話した。

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