JR北海道は19日、津波などの緊急避難時に限り、遮断中の踏切の横断を認める方針を明らかにした。7月にロシア・カムチャツカ半島付近で起きた巨大地震で気象庁の津波警報が出た際、道内の踏切で遮断棒が下りたままとなり避難の妨げになったことを受けた対応。綿貫泰之社長は記者会見で「住民の命を守ることが何より(重要)だ」と述べた。
同社によると、津波警報が出た際など、災害時は遮断機の下りた踏切を横断可能とし、踏切がある道内87自治体には北海道を通じ、既に伝達したという。
今月中旬、太平洋沿岸の39自治体が集まった場で改めて説明したほか、日本海側などの自治体にも今後、機会をみて伝える考え。