原子力規制委員会は19日、放射性物質を扱う事業者への許認可や検査の手数料の徴収で、新たに3件のミスが見つかったと発表した。ミスが相次いだことを受けて過去5年分の納入状況を改めて調べたところ、未徴収1件(約11万8千円)と過徴収2件(計約2万7千円)が判明した。
未徴収だった岐阜県の陶磁器メーカーには、規制委の担当者が通知書を送り忘れていた。過徴収2件は本来、手数料を支払う必要のない独立行政法人だった。このうち北海道医療センター(札幌市)の約1万8千円は、法律で定める5年の時効が過ぎており返還できないという。
規制委は今年2~10月、3回にわたり徴収ミスを公表している。