山上被告の母親「私が加害者」

奈良地裁

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第8回公判が18日、奈良地裁で開かれ、弁護側証人として出廷した被告の母親の尋問が行われた。母親は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に1億円を献金して自己破産。安倍氏と教団の関わりを知っていたとした上で、事件について「私が加害者だと思っている」と証言し「私がしっかりしていれば、徹也の人生は台無しにならなかった」と後悔を口にした。

 証人尋問で母親は、周囲に黙って献金してきたとし「子どもたちをほったらかしにしてしまった。教会に尽くしたら家が良くなると思った」と述べた。

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