官製談合で元市職員有罪

 宮城県気仙沼市が発注した道路整備事業を巡る一般競争入札で設計価格を業者側に漏らしたとして、官製談合防止法違反(入札妨害)などの罪に問われた元市土木課道路整備係長の後藤文治被告(48)に仙台地裁は18日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。市は同日、後藤被告を懲戒免職処分とした。

 米満祥人裁判官は判決理由で「後藤被告は主体的に情報を提供した」と指摘。「入札制度の公正性と社会の信頼を大きく害し悪質な犯行」と非難した。

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