18日午前の外国為替市場の円相場は対ユーロで下落し、大手金融機関によると、一時1ユーロ=180円00銭を付けた。17日のニューヨーク外国為替市場では、一時1ユーロ=180円01銭を付けた。180円台を付けるのは1999年のユーロ導入以来初めて。日本の財政悪化が懸念され、円が売られた。
午前9時現在は前日比32銭円安ユーロ高の1ユーロ=179円95銭~180円00銭。ドルは61銭円安ドル高の1ドル=155円28~29銭。
米国での堅調な経済指標発表を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退。高市政権の積極財政政策による財政の悪化懸念も意識された。