関西電力は17日、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を載せ、9月にフランスを出港した輸送船1隻が、高浜原発(福井県高浜町)に到着したと発表した。MOX燃料を使ったプルサーマル発電をしている3、4号機に使われる予定。
関電によると、同原発へのMOX燃料の輸送は2022年11月以来で7回目。3、4号機は現在営業運転中で、それぞれ157体の燃料集合体が装填されている。3号機に16体、4号機に8体のMOX燃料を使用しており、今後の定期検査で順次交換予定としている。
燃料はフランスの原子力大手オラノが製造。輸送船は、燃料32体を載せ、9月にフランス北西部シェルブールの港を出発していた。