証券大手5社の2025年9月中間連結決算が17日に出そろい、野村ホールディングス(HD)など4社が増益となった。4月に急落した株価がV字回復し、取引が活発になったことが追い風だった。
最大手の野村HDは純利益が前年同期比17・5%増の1966億円だった。法人向けの株式取引が好調だった。
大和証券グループ本社は1・5%増の789億円。株高を背景に預かり資産に応じて受け取る収益が膨らんだ。
みずほ証券は66・6%増、SMBC日興証券は25・6%増だった。三菱UFJ証券ホールディングスは17・2%減で、4~6月の投資信託販売の不調が響いた。