山形県は17日、クマ被害の緊急対策会議を開き、県警の水庭誠一郎本部長が、市町村判断で発砲する「緊急銃猟」での駆除が困難な場合に警察官がライフル銃で対応できるよう、訓練や準備を進めていると明らかにした。今後機動隊などで構成するプロジェクトチームを設置する。
県は2025年度一般会計を5300万円増額する補正予算を専決処分した。河川や地域のやぶの刈り払い支援、市町村や県警の装備品購入に充てる。
県によると今年の人的被害は12人に上り、統計を取り始めた1977年以来過去最多となった。