米IT大手アップルの取締役会が、2011年から最高経営責任者(CEO)を務めているティム・クック氏の後任人事に着手したと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が15日、関係者の話として報じた。早ければ来年にもトップ交代が行われるという。
FTは理由の詳細には触れていないが、現在の同社の業績とは無関係だとの関係者の声を伝えている。後継者にはハードウエア・エンジニアリング担当上級副社長、ジョン・ターナス氏が有力視されているという。
クック氏は、創業者の故スティーブ・ジョブズCEOの後継者として11年8月に就任し、アップルを14年間率いてきた。アイフォーンなどの新製品を相次ぎ投入し、事業を拡大した。