関西電力は10日、美浜原発(福井県美浜町)での原発新設に向けボーリング調査に着手した。2段階に分けた前半の調査で、2027年3月までに敷地内外の21カ所で地質の状況や地盤の硬さを確認し、原発設置に適したエリアを選定する。周辺では抗議活動が行われた。
関電によると、同日午後1時ごろ、原発北側エリアにある敷地内の1カ所でボーリング調査を開始。夕方までに地下約3メートル地点まで掘り進めた。最終的に地下約65メートルまで掘る予定。
ゲート前では近隣市町の住民ら約30人が集まり「原発建設をやめろ」などとシュプレヒコールを上げた。