【北京共同】北朝鮮の努光鉄国防相は米韓空軍の合同訓練や、米軍の原子力空母ジョージ・ワシントンを中心とする第5空母打撃群が最近、韓国南部釜山に入港したことに反発する談話を出した。「米国の敵意を理解した」とし「敵の威嚇に一層、攻勢的な行動を示す」として軍事的な対抗措置を予告した。朝鮮中央通信が8日報じた。
談話は7日付。日本政府は北朝鮮が7日に弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射したことを確認しているが、談話はこれに触れていない。韓国軍によると、ミサイルは約700キロ飛行。北朝鮮の平安北道大館付近の発射地点から韓国・釜山までと同程度の距離で米空母の動きに対抗したとみられる。