鈴木議員「捜査官は居間で腕枕」

鈴木貴子氏

 「捜査官は家の居間で腕枕をしてテレビを見ていた」「中学生の私が使っていた英会話学習のテープも持っていこうとした」。自民党の鈴木貴子衆院議員は7日の衆院予算委員会で、父宗男氏の汚職事件を巡り、自宅の家宅捜索を受けた場面を生々しく振り返った。

 再審制度の見直しを訴える質問の中で、当時の捜査を批判。冤罪をなくすため「国民の信頼に足る司法制度を構築する意志を政治が示すべきだ」と強調した。高市早苗首相は「政府の責任で迅速に検討したい」と応じた。

 宗男氏は2002年に林野庁の行政処分に絡むあっせん収賄容疑で逮捕され、北海道開発局発注工事を巡る受託収賄などを加えた四つの事件で実刑判決が確定。このうち3事件で再審請求した。

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