政府の「クマ被害対策パッケージ」見直しに向けた関係省庁連絡会議が6日、環境省で開かれた。各地で人的被害が相次ぐ中、駆除はこれまで民間の猟友会頼みで、ハンターの確保が急務となっている。政府は11月中旬までに、パッケージを改定する見通し。
会議には環境省のほか、防衛省、警察庁などが参加し、取り組みの状況を報告。政府は駆除の担い手不足に対応するため、警察官によるライフル銃使用や、狩猟免許所持者を公務員として任用する「ガバメントハンター」による確保を進める。
現行のパッケージは昨年策定され、人の生活圏への出没防止や、出没時の緊急対応が軸になっている。