【ワシントン共同】トランプ米大統領は5日、昨年11月の大統領選で返り咲きを果たしてから1年となったのに合わせ南部フロリダ州マイアミのビジネスフォーラムで演説した。米国には世界のどの国よりも強い経済、国境、軍隊があるとして「悲惨な失敗国家から驚異的な成功国家へと移行している」と実績をアピールした。
昨年の大統領選では「米国を再び偉大にするという圧倒的な支持を得た」と強調。今年1月に第2次トランプ政権が発足してからは、経済成長や雇用創出が続いていると述べ「歴代大統領で最高」の期間だと自賛した。
政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによると、5日時点の支持率平均は43・3%で、不支持率は54・5%に上る。特にインフレ対策は不支持率が60%を超え、厳しい評価を受けている。トランプ氏は演説で「われわれはバイデン前政権の下で近代最悪のインフレを経験した」と述べ、責任を転嫁した。
ホワイトハウスのレビット報道官は4日の記者会見で「トランプ氏ほど選挙公約を守る大統領はいない」と主張した。