古河電工、衛星ビジネスへ

古河電気工業が東京大と開発した人工衛星「ふなで」(古河電工、東京大提供)

 古河電気工業は5日、東京大と共同開発した小型の人工衛星「ふなで」を2026年10月に米国から打ち上げると発表した。宇宙用のコンピューターや通信機器など自社製品の信頼性を実地で検証するのが目的。衛星ビジネスに本格参入し、部品供給から衛星本体の量産、衛星を使ったサービス提供へと発展させる。

 宇宙産業の市場は拡大が期待される。枡谷義雄営業統括本部長は記者会見で、同社の宇宙事業について「35年ごろに100億円規模を狙っていきたい」と語った。

 衛星は高さ約50センチの柱のような形。2機まとめて打ち上げられ、宇宙で分離した後に編隊飛行の基礎技術を試す。

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