【ベレン共同】ブラジルで10日に開幕する国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に、米国が政府高官を派遣しない方針であることが5日分かった。ホワイトハウス当局者が明らかにした。6、7日の首脳級会合にもトランプ大統領は参加しない。国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を表明した米国が、地球温暖化対策を軽視する姿勢が改めて鮮明となった。
ホワイトハウス報道官は「あいまいな気候変動目標を追求することで、わが国の経済や安全保障を危機に追いやるようなことはしない」としている。