知床沈没争点は事故の予見可能性

釧路地裁

 釧路地裁は5日、北海道・知床半島沖で2022年4月、乗客乗員計26人が死亡、行方不明となった観光船沈没事故を巡り、業務上過失致死罪で起訴された運航会社社長桂田精一被告(62)の公判前整理手続きが終了したと発表した。公判では事故の予見可能性の有無が争点となる。

 桂田被告の弁護人によると、起訴内容を否認し、無罪を主張する方針。

 地裁によると、整理手続きは10月29日に続き、今月4日も実施。争点のほか証人19人の採用も決まった。初公判は12日に開かれ、判決は来年6月17日。

 起訴状によると、22年4月23日、船の沈没を招き、乗客24人と乗員2人を死亡させたとしている。

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