死亡男性、直前に意識喪失か

 兵庫県加古川市の国道で車14台が絡んだ死傷事故で、信号待ちの車列に突っ込んだとみられる車を運転し、死亡した男性(78)が事故前に「意識を失ってハンドルにもたれかかる状態だった」と同乗者が証言していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。

 県警によると死亡したのは同市別府町新野辺の無職岡本年明さん。衝突された車のドライブレコーダーには岡本さんの車が速度を落とすことなく車列に突っ込み、次々と衝突する映像が記録されていた。県警は直前に運転不能の状態に陥ったとみて持病の有無などを詳しく調べている。

 事故は4日午後4時半ごろに発生。子どもを含む男女17人がけがをした。

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