兼六園で冬支度「雪づり」

兼六園で始まった「雪づり」の作業=1日午前、金沢市

 日本三名園の一つ、兼六園(金沢市)で1日、木の枝が湿った雪の重みで折れないように縄を張って支える「雪づり」の作業が始まった。庭師や造園業者らが12月中旬まで作業する予定。北陸に冬の訪れを告げる風物詩として知られ、木々を縄で円すい状に包んだ風景は来年3月中旬まで楽しめる。

 小雨が降ったり晴れ間が差し込んだりする天気の中、木の上から投げられた縄を下にいる作業員が受け止めていた。

 金沢市の男性会社員(60)は「冬の訪れを感じる。景色がきれいなので、来られる時には毎年来ている」と笑顔で話した。

 雪づりは、マツやツツジなど園内の約800カ所で実施。重さ計約4トン、長さ計約120キロに上る縄を使う。

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