全国の中核市の市長が共通課題を話し合う「中核市市長会議」が31日、福井市で開かれた。鈴木憲和農相が22日の就任記者会見で、コメ価格高騰に対し「おこめ券などによる補助の検討も一計だ」との提案をしたことに関連し、出席者から地方交付金を利用した券の配布に慎重な意見が相次いだ。「国が地方に責任を押し付けている」と批判の声も上がった。
愛知県の太田稔彦豊田市長が会議終盤、国の方針がどこまで固まっているか分からないとした上で「自由度の高い交付金の使途が限定されることは賛成できない」と発言。仲川げん奈良市長も、国が地方に判断を押しつけるのは無責任だと批判した。
会議には中核市62市のうち46市の市長らが参加。