海保特殊救難隊が発足50年

海上保安庁の特殊救難隊発足50年を記念して行われた式典=31日午後、横浜市

 海難対応を専門とする海上保安庁の特殊救難隊が発足50年となり、横浜市で31日、記念式典が開かれた。高度な技術と知識で各地の大規模事故などに対応してきた実績に対し、瀬口良夫長官は、国内外で高い信頼を得ていると評価。「スペシャリストとして成長し続けるために精進してほしい」と激励した。

 同隊は第3管区海上保安本部(横浜)の所属で、羽田空港内の羽田特殊救難基地を拠点とし、現在は41人態勢。1974年に東京湾でタンカーと貨物船が衝突炎上し、33人が死亡した事故をきっかけとして翌75年に創設された。

 潜水による転覆船内からの救助、ヘリコプターでの漂流者や傷病者の搬送といった特殊な環境下で任務に当たる。

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