新米の1等比率、77%に改善

 農林水産省が31日に発表した2025年産の主食用米の農産物検査で、1等米比率の全国平均は9月末時点で77・0%になった。主産地での収穫が本格化し、8月末時点の66・5%から改善した。農水省は「平年並み」としている。

 地域別では、北海道が91・3%、東北が94・1%で全体をけん引した。渇水の影響が懸念された北陸も80・1%と高かった。1等米は高温障害で変色したり害虫の被害を受けたりした粒の割合が低い良質なコメを指す。24年産の全国平均は昨年9月末時点で77・5%、今年3月末時点で75・9%だった。

 農水省は25年産米の収穫量を748万トンと見込んでおり、検査が済んだのは3割弱となる。

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