札幌市の許可を得ずに市街化調整区域に獣舎などを建設して20年間営業を続け、9月末に閉園した民間動物園「ノースサファリサッポロ」(同市南区)の運営会社「サクセス観光」は31日、10月末までの提出を求められていた動物の移動計画書について「期限内に提出できない」と市に連絡した。市が明らかにした。
同社は10月、都市計画法違反などの疑いで北海道警の家宅捜索を受けており、この影響で「予定されていた(動物の)移送先との間に問題が発生した」と市に伝えた。31日時点で261匹が残っているという。
連絡を受けた市は、11月末までの提出を改めて求める。