【慶州共同】日本や米国、中国など21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が31日、韓国南東部の慶州で開幕した。製造業の再興を狙うトランプ米政権が関税を強化する中、保護主義への対抗や自由貿易の堅持を再確認する。首脳宣言の取りまとめを目指す。
議長を務める韓国の李在明大統領は、保護主義の台頭を巡り「自由貿易の秩序が激しい変化を迎え、グローバル経済の不確実性が深まっている」と述べた。その上で「国際経済環境の激変という新たな挑戦の前で、どのようにAPECのビジョンを達成していくことができるか、建設的な議論に期待する」とあいさつした。