片山さつき財務相は３１日の閣議後記者会見で、外国為替市場での円安ドル高進行について「為替市場における過度な変動や無秩序な動きについて、高い緊張感を持って見極めている」と述べた。
片山氏は「足元でかなり一方的な急激な動きが見られている。ファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）を反映して安定的に推移することが重要だ」と強調した。
日銀が３０日の金融政策決定会合で政策金利の引き上げを先送りしたことに関しては「極めてリーズナブルな決定ではないかと思っている」と指摘した。