【モスクワ共同】米ブルームバーグ通信は30日、ロシア軍用機がシリア北西部ヘメイミームの空軍基地への飛行を約6カ月ぶりに再開したと報じた。ロシアは昨年12月に崩壊したシリアのアサド旧政権を支援してきたが、アサド前大統領をロシア亡命に追い込んだシリア暫定政権の下でも基地使用を目指し交渉を続けていた。
ロシアにとってアサド旧政権下で使用を続けてきたヘメイミーム空軍基地と西部タルトスの海軍基地は、中東やアフリカでのロシアのプレゼンス維持や物資補給で重要な意味を持つとされる。
報道によると、10月下旬にロシア軍機が数回飛行したことが航空機の飛行追跡サイトで確認された。