浮世絵師東洲斎写楽の研究者や愛好家でつくる徳島の「写楽の会」は、社会を風刺する狂歌を詠む「しゃらくさい狂歌コンテスト」の作品を募集している。写楽を世に出し、今年のNHK大河ドラマの題材に選ばれた版元蔦屋重三郎にちなんだ企画。担当者は「華やかな江戸文化を現代に呼び戻し楽しんで」と話す。応募は11月20日まで。
写楽の正体は、徳島ゆかりの能役者が有力候補とされる。写楽らを売り出した蔦屋は、狂歌集に挿絵を添えた狂歌絵本の出版を手がけ狂歌ブームをけん引した。
コンテストは12月14日に徳島市で開催。投稿料は一首につき300円。郵送などで応募できる。審査当日は無料で作品を持ち込める。