【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は29日、同国のミサイル総局が28日に西側の黄海で巡航ミサイルを試射したと報じた。艦上から発射するために改良した対地戦略ミサイルで、約2時間10分飛行し、予定された軌道で目標に命中したとしている。金正恩朝鮮労働党総書記は視察せず、党高官が立ち会った。
トランプ米大統領が29日からの韓国訪問に合わせて金氏との会談に意欲を示す中、北朝鮮は軍事増強を進める姿勢を維持。会談の実現性は依然として不透明だ。
韓国軍は29日、今回のミサイル発射を把握していたとし「いかなる挑発にも対応する態勢を維持している」と明らかにした。