【ニューヨーク共同】28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日続伸し、前日比161・78ドル高の4万7706・37ドルと終値の最高値を3営業日連続で更新して取引を終えた。米中の貿易摩擦に対する懸念の後退や、米利下げ観測を背景に買い注文が膨らんだ。
米国が合成麻薬フェンタニルの流入を理由に中国に課している追加関税を巡り、30日の米中首脳会談で最大10%の引き下げに合意する可能性があると伝わり、米中対立への警戒感が和らいだ。アップルなど巨大IT企業の決算発表を控える中、各社の好業績への期待感も相場を後押しした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も4営業日続伸し、190・03ポイント高の2万3827・49、幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は15・73ポイント高の6890・89と、いずれも最高値を更新した。
個別銘柄では、半導体のエヌビディア、ITのマイクロソフトの上昇が目立った。スポーツ用品のナイキは売られた。