【北京共同】中国国営中央テレビは26日、中国軍の多数の爆撃機「轟6K」が台湾周辺で実戦訓練を実施したと報じた。ミサイルが発射され、地上の目標を攻撃する動画を公開した。トランプ米大統領が習近平国家主席や高市早苗首相と会談するのを前に台湾統一で武力行使を排除しない姿勢を重ねて示した。
中国軍は台湾周辺で訓練を繰り返して米国をけん制し、独立派と見なし敵視する台湾の頼清徳政権に圧力を加えている。
今回の訓練は中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区の空軍が数日前に実施。「偵察や早期警戒、空中封鎖、精密攻撃の能力を検証するためだ」としている。数機の戦闘機「殲10」も編隊を組んで飛行した。