任期満了に伴う長野市長選は２６日投開票の結果、無所属現職荻原健司氏（５５）が、共産党元市議野々村博美氏（６８）ら無所属４新人を破り、再選を果たした。多数の団体の支援を得た他、冬季五輪金メダリストの知名度を生かし、幅広く支持を取り込んだ。投票率は３７・２８％で、衆院選と同日投開票だった２０２１年の前回選を２２・８８ポイント下回った。
荻原氏は１９９２年と９４年、ノルディックスキー複合団体で金メダルを獲得。２００４年から参院議員を１期務めた。今回の選挙戦では、子育て施策の推進といった１期４年の実績をアピールし、市政継続の必要性を強調した。