【ワシントン共同】トランプ米大統領は24日夜、2期目初となるアジア歴訪に向け、ワシントン郊外の基地を出発した。マレーシア、日本、韓国を訪問し、韓国で30日に中国の習近平国家主席と2期目初の対面会談に臨む。その前にマレーシアでの東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳との会合や、日韓首脳との会談で対中連携を強化できるかどうかが鍵となる。
トランプ氏は24日、大統領専用機内で記者団に、28日に日本で会談予定の高市早苗首相について、故安倍晋三元首相を引き合いに「安倍氏は私の友人で、彼女も安倍氏と良い関係にあった。良い兆候だ」と述べ、関係構築に期待を示した。
米政府高官は24日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と会談する予定は入っていないと説明した。トランプ氏は記者団に「彼から連絡があれば会う」と述べ、北朝鮮が「多くの核兵器を保有している」との認識も示した。
米高官は、米中首脳会談は貿易や経済関係に焦点を当て、中国が発表したレアアース(希土類)の輸出規制も協議すると述べた。